ヤクルト【2267】

基本情報

正式名称:株式会社ヤクルト本社

業  種:飲料

時価総額:1兆1785億円(2020/6/28)

売上高:4060億円(2019年度)

営業利益:456億円(2019年度)

経常利益:584億円(2019年度)

純利益:397億円(2019年度)

配当総額:79億円

従業員数:約28000人

どんな企業?

プロ野球球団「ヤクルトスワローズ」やヤクルトレディなど、街中でもよく見かけるヤクルトですがどんな企業なのでしょうか?

 

企業の歴史

ヤクルトは医学博士であった代田稔博士(1899~1982)が京都帝国大学医学部で微生物の研究中に「乳酸菌シロタ株」を強化培養することに成功し、1935年に「ヤクルト」の商標で飲料として福岡市で発売したことから始まります。

 

「ヤクルト」は町内で有用な働きをする「乳酸菌シロタ株」を毎日飲むことにより、人々の健康に役立ててもらうことを願って世に出されました。

 

その後ヤクルトレディによる宅配サービスなどにより販売会社組織は全国に広がり、1955年にこれらの組織を統括する機関として、「ヤクルト本社」が設立されました。

 

海外への進出も積極的に行われ、2019年8月現在、日本を含む40の国と地域で販売されています。

 

企業理念

「私たちは、生命科学の追及を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します」

 

 

 

 

分野別売上高(2019年度)

1.国内の飲料及び食品製造販売事業

売上高:2093億円

営業利益:182億円

 

2.海外の飲料及び食品製造販売事業

売上高:1790億円(米州487億、アジア、オセアニア地域1223億、欧州79億)

営業利益:445億円

 

3.医療品製造販売事業

売上高:196億円

営業利益:-8億円

 

4.その他事業部門

売上高:229億円

営業利益:20億円

 

  ヤクルトは海外進出も積極的に行っています。海外にも約4万人のヤクルトレディがいるといわれており、ヤクルトの収益の柱となっています。その他事業部門は化粧品、プロ野球興行の売り上げです。

 

今後のビジョン

ヤクルトはYakult Vision2020を発表し、2020年度までに、売上高5000億円、1日当たり3650万本を目標にしています。コロナウイルスの感染拡大により、目標達成は厳しくなっています。

 

 

雑感

ヤクルトの海外進出は1964年、東京オリンピックの年に始まりました。55年以上の海外での営業ノウハウをもっています。新型コロナウイルスの影響により世界中の人々の健康への意識は高まっているため、今後飛躍する会社ではないでしょうか。現在の株価は